salon de Tipi
髪質改善を得意とする
古い街並みにマッチした
隠れ家サロン
「美容師になったのは、小さい頃、姉や幼馴染と美容師さんの真似事をよくしていました。
昔からお客様を笑顔にする美容師さんに憧れていたのかもしれません。
高校生の進路を考えていたとき、何となく事務職で働こうかと担当していただいていた美容師さんに相談したら真鍋さんには人を楽しませる力があるから絶対こういう接客業をしてほしい!という言葉を頂いたことがきっかけで高校卒業後美容室で働きながら通信に通い資格を取りました。」と話す店主の真鍋万梨絵さん。中部美容専門学校を卒業後、キャリアを積む中で大人数をさばくようなやり方に疑問を持ったことにより、ゆっくりとお客様と向き合える髪質改善のサロンで働くように。ここでの実践で髪質改善を学ぶ中、「髪に合わせた薬剤の種類がたくさんあることを知りました。また、同じ薬剤を使ってもスタイリストにより仕上がりに違いがあると感じたこともあり、自身の担当したお客様の髪がきれいになり、笑顔で帰っていかれることが喜びでした」。
独立するにあたり、「あまり賑やかな街ではなく、静かな場所で隠れ家的なサロンを出したかった」と話す真鍋さん。いろいろ物件を探す中で、内見で初めて訪れた四間道の京都のような古い街並みに一目惚れしたという。「名古屋市中区出身ですが、名古屋にこんな素敵な場所があることを知りませんでした。サロンをオープンしてからは、愛犬連れのご近所の方がお散歩途中に立ち寄ってくれることもあります。そんなアットホームな雰囲気が漂うこの場所に、自身のサロンを出すことができてよかったなと思います」。
施術、空間、サービス
すべてはお客様の
くつろぎのために
入口が格子戸で外観が蔵というイメージとは裏腹に、コンクリート打放しの店内はまるでお洒落なカフェを訪れたかのような雰囲気。ここで最初に真鍋さんが行うのは、丁寧なカウンセリングだ。初めてのお客様なら「今までに何をしてきたか」「うねりを取る場合、どのくらいの仕上がりにしたいか」「広がりをどの程度抑えたいか」などを聞き、どのような仕上がりにしたいかをしっかりと共有した上で一人ひとりに最適な髪質改善やカラーを提案する。施術後には、「今までにない艶髪、自分の髪とは思えない」といった声が多く聞かれるほか、髪を乾かすタイミングや方法、アイロンは130℃以下で必ず使用するなどといった普段のお手入れでの細やかなアドバイスももらえるため、リピーターも増え続けている。
インディアン語で“家”を意味する『Tipi』を店名にし、1席のみの完全予約制にしたのは、「まわりのお客様の声を気にすることなく、自宅にいるようにくつろいでもらいたい」との思いから。
その思いをカタチにした店内では、シャンプーの時には寝るぐらい気持ちよくなってほしいと、外からの光が入らないように工夫。ダウンライトに加え、シャンプー台は人間工学に基づき体を優しく包み込みフルフラットになるものを採用し、冬には電気毛布も用意する。また、髪質改善やカラーの待ち時間には、自分は2階で待機し、お客様だけの時間を演出。その際は、カフェラテやハーブティーなど6種類ほどが揃うドリンクメニューの中から好みのものを選んでもらい、ゆったりとした時間が過ごしてもらえるようにと心を砕く。さらに、施術を行う椅子はクッション性のいいものをチョイス。BGMにはあえて歌詞のない曲を流し、薬剤の臭いがしないよう香りにもこだわる。
「独立後はお客様に喜んでもらえることだけを考え、薬剤やカラー剤を選び、自分の思う施術ができていることがなによりも楽しいし、嬉しい」と語る真鍋さん。鏡の前に置かれたメッセージカードからも、お客様を思う真鍋さんの心を受け取ることができるだろう。
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- salon de Tipi
サロンドティピー - TEL : 052-990-9660
- 住所 : 名古屋市西区那古野1-36-55
- 営業時間 : 9:00~21:00
- 定休日 : 不定休
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